雑記帳

もう駄目だと思った時の、最後の拠り所です。

セロリカレー

この土日も誰にも会わなかった。

 

もともと休日を友人と過ごす、という事は少ない方だったが、就職してからはそれに拍車がかかり、ほぼ毎週の休日を一人で過ごしている。

経済的には比較的余裕があるので、一人で外食したり、一人で買い物をしたり、一人で音楽を聴いたり、一人だけで休日を充実させるのがどんどん上手になっていると感じる。

 

特に何か思いをぶちまけたい!という気持ちでも無いのだが、この二日間誰とも会わず、会話らしい会話をしていないという事で、周りから得る情報が内に溜まってゆくばかりでバランスが悪いような気がした為、何でもいいからこうして文章を書く事でぎりぎりインプットとアウトプットのバランスを保とうという意図で今キーボードを打っている。

いざこうして画面を目の前にすると、特に書きたい事は何も浮かんでこない。

まるで、街で一人で歩いている時、突然知り合いに声をかけられたときの、あの頭が真っ白になる感覚のようだ。

人と会話できる精神状態の時とそうでない時のギャップはかなりあるので、誰とも話していない休日に突然声を掛けられてしまうと間の悪いレスポンスしかできず申し訳ない気持ちになってしまう。

平日にそのテンションを引きずってしまう事もよくあって、毎週月曜の出勤時は声の出し方も世間話の仕方も忘れてしまっている為、どうにも職場の空気にうまくなじめない感覚を覚える。

2年間これを繰り返してきたので、人と会話するモードに切り替わるのにはだいたい1日を要する事が分かっている。

 

そういえば、昨日は友人におすすめされていたカレー屋さんの近くを通ったので、せっかくなのでそこで昼食をとった。

その日はひどい雨で、私のほかにはお客さんは一人しかおらず、なんだか店員さんとしゃべらなければならない空気になっていたのをよく覚えている。

でも、休日はだいたい誰とも会話したくないモードだ。

まさかそんな気楽に話しかけられるようなお店だとは思っていなかったので、関西弁で元気よく話しかけられる状況に非常に戸惑ってしまった。

無言でカレーを受け取り、無言で食べ、ご馳走様と一言いって店を後にするのを想像していたので、現実とのギャップでなんだか居心地の悪さと店員さんへの申し訳なさが胸いっぱいに広がっていた。

カレーは美味しかった。

評判のお店らしく、グーグルマップでも★4つ以上の評価のお店だった。

店員さんの愛想のよさも人気の理由だろう。

せっかくの人気店に私という不愛想な客のせいで何かケチがつきやしなかっただろうか、と心によぎるが、まあそんなことは考える必要もないだろうし、きっと余計なお世話だろう。

セロリカレーという見慣れないメニューを頼んだけれど、シャキシャキしていておいしかった。

最近は妙にセロリと縁がある。

また今度、次は天気の良い日に行ってみよう。

次はもう少し愛想の良いモードで。

 

この素敵なカレー屋さんを教えてくれた友人にも久々に会いたいな、と思いつつ自分からは声をかけず何か月も経ってしまった。

元気にしているだろうか。

世の中の人は友人をごはんや遊びに誘う時、どんな心持でいるのだろうか。

モチベーションはどんなだろうか。どんな風に誘えばいいのだろうか。

誘われる側の時は考えなくてもいいことが多すぎて、なんだかんだで行動に起こす気にならない。

でも、今はそれで良いような気がしている。

声を掛けたいと思った時に声を掛ければいいだろう。

 

よく分からないけれど、なんだかんだで1400文字を超えている。

文章を書くって、簡単なようで難しい。

何のまとまりもないけれど、こんな感じでいいだろうか。

結びの言葉も何を書けばいいのかよく分からない。

今日はもう寝よう。