雑記帳

もう駄目だと思った時の、最後の拠り所です。

なんとかしないと

なにもかもに責任感が持てず全てを投げ出してしまいたい衝動に駆られる事がある。

 

いままではそんな自分の内面に薄々気づいてはいながらも、必死で見て見ぬ振りをしたり、そんなでは駄目だと自らに鞭を打ち、周りと比較して自分を否定し、なるべく周りと同じようにいよう、決して周りからあぶれないようにしよう、という思いでやってきた。

自分を否定することが、いままでの自分の向上心のモチベーションみたいなものだった。

 

いまは、自分を否定することにも疲れて、いままで見て見ぬ振りをしてきた自分の弱さを積極的に受け入れていこうという方向で日々生きている。

だから、以前と比べるとだいぶ自分がどういう人間なのか、なんとなく分かるようになってはきたし、これでいいんだ、と思えることも大分増えてきた。

それに、自分を知ることが出来たことで、以前よりも人からは自分が魅力的に写っているのではないかとも思える。

以前と比べると、大分のびのびとした精神状態でいることが多くなった。

 

その一方で、今までの向上心のモチベーションだった自己否定という原動力を失ったことで、抽象とするけれど「がんばる」ことが出来なくなって来ていることもひしひしと感じている。

前と比べると、必死になることが明らかに少なくなった。

自分を否定することで必死に自分を変えようと努力をしていた人間が、自分を認め始めたことで変化が止まってしまっているのが、今の自分なのではないだろうか。

そんな葛藤が日々頭のどこかに引っかかっている。

以前と比較すると自己肯定感はかなり持ててきているし、精神状態は安定して来ているのにもかかわらず、以前よりもずっと元気が無くなっている気がする。

不気味な自己肯定感と無気力感に苛まれ、なんにも責任を取る気にもならず、かといって仕事を辞めて生きていく行動を起こすような熱中できるようなものもなく、フィルター越しに世界を傍観しているような不感症の毎日を過ごしている。